jeudi 14 avril 2011

ガリマール展へ


昨日はビブリオテークでの集中が高まらないので、これまで何度もポスターを見ていたガリマール展(Gallimard, 1911-2011 : un siècle d'édition)に寄ることにする。今や世界の出版社になっているガストン・ガリマール(Gaston Gallimard, 18 janvier 1881-25 décembre 1975)が創設したガリマール社が100歳を迎えたのを祝っての展覧会になる。

比較的こじんまりした空間には資料が密に詰まっているという印象。作家の写真にしてもこれまで見たことのないものがあり、少しだけ嬉しくなる。日本人では三島由紀夫が取り上げられている。展示の資料に詳しく目を通すことはなかったが、例えばサン・テグジュペリの「星の王子様」の初版に使ったご本人の手になる絵があったり、ロダンが挿絵を書いているボードレールの「悪の華」のやはり初版本、ロジェ・マルタン・デュ・ガールが「チボー家の人々」のために書いたガーディアン紙によればメニューのような(折りたたむようになっている)全体の流れの献立、などなど文学に詳しい方にとっては興味深い資料が詰まっているのではないかと想像しながら濃い空間を味わっていた。残念ながらほとんどが豚に真珠状態だったが、ビデオ・コーナーは充分に楽しめた。ヘッドフォンを付け、以下の方々のお話を聴く。

Louis-Ferdinand Céline (1894-1961)
Annie Ernaux (1940- )
Georges Duby (1919-1996)
Michel Foucault (1926-1984)
Jean Genet (1910-1986)
Simone de Beauvoir (1908-1986)
Élisabeth Badinter (1944- )
Milan Kundera (1929- )
Le Clézio (1940- )
Pascal Quignard (1948- )
Michel Tournier (1924- )
Georges Bataille (1897-1962)
Francis Ponge (1899-1988)
Jorge Luis Borges (1899-1986)
Yukio Mishima (1925-1970) 最初と最後に少しだけフランス語で話していた。自分の内と外の境界をしっかり意識し、そのような話し方をする日本では珍しい人ではないかという印象を持つ。

会場が理想的な場所にあり、まだ聞いていない人もいるので、もう一度このコーナーに座ってみたいと思いながら会場を後にした。

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(20:50)

その後、クンデラさんの数十年前のインタビュー・ビデオを観た。どこかに発表されたのだろう。ベルナール・ピヴォーさん(Bernard Pivot, 1935- )がクンデラさんの言葉として、人間には4種類あると言っていることを確かめている。第一のタイプは大衆、不特定多数の人の前に出たがる人。第二は具体的な人、知り合いとの集まりを気に入っている人。第三は、愛する人の目がなければ生きて行けない人。そして、第四が実際には存在しない人の目とともに生きる夢見がちな人。最後の範疇には、例えば、もう亡くなった父親の目とともに生きるような人も入るとクンデラさんが付け加えている。その上で、ピヴォーさんはあなたは最後のタイプではないかと問い掛けている。それに対してクンデラさんは、必ずしもそうではない、それは秘密だと答えていた。


2 commentaires:

  1. クンデラの掲げる4つのタイプについては『存在の耐えられない軽さ』の中からの引用ですね。自らに照らし合わせて考えてみるのも興味深いです。

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  2. コメントありがとうございます。
    「存在の・・」が出た当時は話題になった記憶がありますので、クンデラさんの名前も出ていたはずですが、記憶の彼方でした。今度はしっかり中に入りましたので、これからどこかに繋がることを期待しています。

    ところで4つのタイプですが、現在当て嵌まりそうなものと長い人生を振り返った時とでは見えてくるものが少し違うような気もしてきます。時期により優勢になるものが違うという意味で。いずれにしても、ご指摘のように一度考えてみるのも面白いのではないかと思っています。

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