lundi 30 mai 2011

ドイツの決断を聞いて


Chouette
de Jean-Louis Raina


今朝のラジオ・クラシック。ドイツ政府が関係者との厳しい交渉の後、2022年までに原子力エネルギーから脱却する決断をしたというニュースが流れる。今動いている17の原子炉(3つの最も新しいものは最後まで動かす)を2021年末にはすべて閉鎖し、この決断を覆すことはないという。先進国の中では、最初の決断になる。ル・モンドによると、先週末には20の都市で16万人に及ぶデモがあったようだ。今のままではブラックアウトの可能性があると指摘する関係者もおり、現在原子力に依存している22%の電力をどう補うのかがこれからの問題になるだろう。

いずれにせよ、3.11という出来事に出遭った上でドイツ人が考えた結果になる。理性に訴えかけるためだろうか、頭の中にすっきりした風が流れる。そのスピード感は彼らの思索の深さとそこから生まれる意思の強さを表しているようにも見える。このニュースを聞きながら、なぜか 「ちんたら」 という日本語が浮かんでいた。


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