dimanche 17 juillet 2011

18世紀フランスと現代、そして社会の夢


クラクフを走る市電


ポーランドの砂糖を入れ、紅茶を飲む。
Krakowski Kredens のチョコを齧りながらの週末の夜。
18世紀から19世紀にかけてのフランスの歴史的背景について読む。

理性と科学が人類の飛躍を呼ぶとする啓蒙思想。
一方には、不合理なもの、曖昧なもの、人間の感情や古代に対する憧憬や熱狂。
両者の激しい対立の中、情から理への移行が急激に進行したこの時代。
しかし、今に至るまで理と情の間を揺れ動き、匙加減を決めかねている。
匙の使い方を未だ知らない。
この対立は永遠に続くのだろうか。

人間の活動はすべて社会の影響を受けている。
われわれがいくら社会的要素を無視しようが、所詮はその虜にしか過ぎない。
科学も芸術もその例外ではない。
ある社会がどのような思想で動いているのか。
その社会がどのような夢を抱いているのか。
これが正の方向であれ負の方向であれ、人間の営みを決めている。
そういう夢が現代にあるだろうか。
現代を生きるわれわれの中にあるだろうか。



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