mercredi 23 novembre 2011

水平方向の移動へ



日本に戻ってきた。これまでよりも新鮮味が少ない。空ゆく状態から地上に降りたためだろうか。注意が外に向かうところから本来の内の状態に向きつつあるということかもしれない。前回の帰国からまだ数カ月なので、向こうの精神状態に沈み込むところまでいかなかったことが大きいのかもしれない。その割に、パリにいる時には日本が抽象的な存在にしか感じられないのは不思議である。

今日は書店巡り。古本屋と普通の本屋さんを気分に任せて歩き回る。いつのまにか飛行機の重量制限が20キロ1個から23キロ2個に緩和されたので、気分的には楽になった。いずれ、のために20冊ほど仕入れる。日本語の本を見ても最初に戻ってきた時の感激を味わうことはできなかった。ほとんど水平方向の移動になったようである。どちらにも同じように住んでいるという感覚だろうか。


明日、何度かこの場でもお知らせした 「科学から人間を考える」 という初めての試みを行う。どのようなことになるのか想像もできない。もう一日ある。



Aucun commentaire:

Enregistrer un commentaire