jeudi 23 février 2012

お昼から 「ふらり」、そして谷口ジローさんの "Furari" に遭遇


Furari --- au gré du vent
Jirô Taniguchi
(né le 14 août 1947 à Tottori)


届いたばかりの19世紀半ばの医学哲学の本をカフェで読み始める

専門家を対象にした論文ではなく、一般の人に向けた本であると断っている

そのためか、非常に読みやすい

この時期には生気論が普通に語られていて興味深い



疲れたところでリブレリーへ

漫画セクションのところを通り抜けようとした時、呼ばれているような感覚が襲う

戻ってみると、棚には谷口ジローさんの本があった

これまで何度も触れているわたしと感覚がよく合う方だ

最初に目を通すと今日の気分にぴったりなのだ

予定を変更して、横にあったソファーへ

江戸ののんびりした景色の中、ふらりと歩き回っている主人公

距離を測るため、歩数を数えながら

これはまさに自分の姿ではないか、と思いながら読み進む

江戸人の生活がすぐ横に浮かび上がる

境界のない世界が現れる

人間と動物、人間と自然が一体になっている

昨日の映画とも繋がっているようだ





一茶さん (1763-1828)が出てくる

自由や生き方を問う会話が交わされる

声高にではなく、周りの空気と一体になっているかのような静かさの中で

ここに日本的なるものがあるのかもしれない





今ではフランスに特徴的ではないかと思うようになっている漫画セクションのこの景色

今日はその中に溶け込むという日本では考えられない時間となった




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