vendredi 4 mai 2012

少しだけ開いた発表はできないものか



午前中は用事の後、最近読み始めた本をカフェで続ける。
いろいろなところに関係しそうな話題が出てくるので興味深い。
書き殴りでもメモを取りながら読むと気分が乗ってくる。
もうそうしなければ後に残らなくなっているような気もする。

午後から期待して哲学コロックに出かける。
次には面白い話が出てくるかと思いながら聴いていたが、結局最後の4人目まで来てしまった。
最初の3人は一応パワーポイントを使っていたが、最後の方は原稿を読み上げていた。
内容は充実しているのかもしれないが、その外にいる者にとっては単なる音でしかない。
 科学と関係しているテーマだが、科学者から見ると抽象的過ぎる。
どこまで科学そのものを見て考えているのかが伝わってこなかった。
哲学も奥深く入ると、分かる人は一握りになってくるのだろう。
 専門領域とは所詮そんなものかもしれないが、何ともつまらない。

先日の科学のコロックでも感じたが、内輪の話ではない発表のやり方はないものだろうか。
成果は論文で発表しているはずである。
であれば、学会はそれを繰り返すのではなく、広く議論する場にできないものだろうか。
そのためには周辺の人にも分かるような少し開いた発表が求められるだろう。
期待が大きかっただけに改めて考えさせられる問になった。

少し早めに会場を後にすると、小雨が待っていた。
久しぶりにカルチエラタンからのアップとなった。



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