mardi 19 juin 2012

魂を揺さぶる音楽とは



日本の歌謡曲を聴いてみる
懐かしい曲で、気分が高揚してくる
しばらくすると、それはわたしの内部の表層を刺激しているに過ぎないと感じるようになる
その内部を精神と呼ぶか、魂、あるいは心と呼ぶのかはわからない
ただ、湧いてくる感情が単純で明快で浅いのである

ジャズとかクラシックの場合、湧き起こる感情が形容しようのない複雑なものであることが多い
内部に蓄積した過去から現在に至る記憶の藪の中に引き込まれることもある
より深いところから感情が湧いてくるように見えるのである

魂を揺さぶる、という表現が存在する意味が少しだけわかりかけているのか
いずれそのような音楽に出会ってみたいものである
ただ、すでに相当の音楽を聴いているはずである
そのような時が来るとすれば、それは音楽というよりは受け手の状況が変わっている時なのかもしれない

そんなことを初めて意識したある日の夜




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