mardi 14 août 2012

左岸のピアノ工房再訪、そして人の野蛮を想う


日本ほどではないのだろうが、暑い日が続いていた

だが、今日は雨も落ちて涼しい一日であった

暗くなるのが10時半くらいであったのが、急に早くなってきたように感じる

秋が忍び込んでいる


先日、以前にも触れた左岸のピアノ工房が改装になったとの連絡を受け、再訪した

まだ、塗料の匂いが残っていた

マキさんとのテンポのよいやり取りは興味深いものがあった

年齢を超えて何の躊躇いもなく話すことができるのは珍しくもあり、嬉しくもある



何かの拍子に子供時代のいじめの話が出た

女子だけの中学時代、結構陰湿ないじめがあったという

わが時代にそんな酷いことがあったようにも思えないが、単に忘れただけなのか

アメリカ時代、それ以前のことを忘れた形跡は確かにある

ただ、子供時代は人間の野蛮で暴力的な面が体から出やすい時代であることは感じていた

はっきりしないが、成人式を迎える頃だったろうか

随分と野蛮さが取れてきたな、とわれながら感じたことを思い出す

野蛮や暴力的なところは、その量と質を変化させながら最後まで残るのだろう

完成することのない人間の中では


専門家の道を歩まざるを得ない現代人

それは、触れ合う人間の幅が年とともに狭くなることを意味している

子供時代を思い出すと、実に多様な人間が周りにいた

それが大学に入り、さらに専門に入る頃になると極細の枝になる

もちろん人間である以上幅はあるが、子供の頃の比ではない

そこに人間を見る時の錯覚が生まれる芽があるのかもしれないが

偶に当時の人間の輪の中にタイムスリップしてみたいという思うことがある

たとえ、野蛮や残忍な気持ちがそこにあるとしても






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