mercredi 19 décembre 2012

アン・リー監督の "L'Odyssée de Pi" を観る




今朝、ある一節とともに目覚め、すぐに書き写す

メールボックスにはシネマからの案内が届いていた

いつもは捨ててしまうのだが、今日は違った

そこでこの映画と出会った

今日が初日というアン・リ―監督(1954-)の 『ライフ・オブ・パイ』 (Life of Pi) だ

今日一日は閉じ籠る予定だったが、どこかで抜け出すことにした


"Making of" + Ang Lee à Paris +


オリジナル・バージョンは夜に割り当てられていた

特に期待するでもなく、平静の心でシネマに向かった

導入の音楽が気分にぴったりで、好ましい感情が湧く

3D映画は初めてではないはずだが、今回初めてスクリーンが小さく感じられた

強調したいものが浮き上がってくるので、横の広がりがなくなるように見えるためだろうか

それと漫画のようにも見える時がある

2Dで観た方がよいのではないかと思われる場面もあった


この映画には陸と海の生き物がふんだんに出てきて印象的だ

それぞれの生き物の間に境がなく、一体となっているように描かれている

主人公のパイとリチャード・パーカーとの間にある緊張感を除いては

動物に魂はあるのか

そんな問いも聞かれた

昨日取り上げたばかりのドパルデューGérard Depardieu, 1948- )さんの姿もあった


そして何よりも海の映像が美しかった

そこでも、海と人間と動物が一体になっている

この他、理と信の対立が織り込まれている

それは親子の対立でもあった

最後のメッセージは、生き残るためには信だけでは不充分で、理性を動員する必要があるということだったのか


ところで、嬉しい再会もあった

主人公のパイの家族が住んでいたのが、インドのフランス領ポンディシェリTerritoire de Pondichéry

French Colonial Empires

映像が本物であれば、美しい感じの良い町であった

この町の名前はひょっとするとあの町ではないかと思い、帰って調べてみるとぴったりであった

インドからフランスが顔を出す、そして春のときめき?(2010-03-18)

暫くご無沙汰していた旧友にでも会ったかのようで、なぜか嬉しくなる

一度訪れてみたい町になりそうである

最後まで気持ちの良い映画鑑賞となった




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