samedi 5 avril 2014

第7回サイファイ・カフェ SHE の二日目終わる


昨夜は今回の滞在の最後の行事となる サイファイ・カフェの二日目であった

遠くからの方も含め、多くの方に参加していただいた

年度初めのお忙しいところ参加された皆様に改めて感謝したい

実は会が始まる数時間前、開催が危ぶまれる事態に陥った

パソコンがフリーズして、お話が詰まったパワーポイントにアクセスできなくなったからだ

人生は本当に何が起こるかわからない

途方に暮れていたところ、初日のスライドPDFを参加者に送っていたことを思い出す

真面目にやっておくものである

データはネットカフェでメールから取り出すことができた

問題は使うパソコンだったが、近くに適当なレンタルパソコンが見つかり、何とか間に合わせることができた

この間、切羽詰っているはずなのだが、心は凪

もうそのことに驚かなくなって久しい


会の方は前日同様、講師が話し過ぎ、討論の時間が少なくなった

しかし、穏やかだが充実した議論が進んでいたように思う

ウィルヘルム・ヨハンセン(1857-1927)というデンマークの植物学者がいる

彼が 「遺伝子」 という言葉を1909年に初めて使った

ヨハンセンはまた、「遺伝子型」 と 「表現型」 を識別した

外に表れている特徴とそれを生み出している元のものは別物であること

さらに、遺伝子型はメンデルの因子(=所謂遺伝子)には還元されないこと

つまり、表現型を生み出すために必要な他の要素も含めて遺伝子型と考えていた

現代でもタンパクを作るDNA断片を遺伝子と定義し、それがすべてを決めていると考えがちである

しかし、この見方は表現型を生み出す他の要素を視野の外に押しやる危険性がある

遺伝子型をホーリスティックに捉えていた 20世紀初頭のヨハンセンの見方は、極めて現代的である



懇親会は初日より多くの方が参加され、議論が盛り上がっていたようだ

初日に匹敵する長時間の意見交換となった

この会もすでに7回を終えたことになる

次第にリラックスした雰囲気が醸し出されるようになっている

そのためだろうが、発言がこれまでよりは自然に出ているように感じるのは気のせいだろうか





カフェの冒頭をカメラで録画して Youtube にアップしてみました

ご批判いただければ幸いです

次回は、今のところ11月を予定しています

詳細が決まり次第、この場で紹介する予定です

興味をお持ちの方の参加をお待ちしております

 これからもご理解、ご協力のほど、よろしくお願いいたします





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