vendredi 27 juin 2014

ディナーの席でダイナミックな人の流れを感じる

 Daniele Cozzoli、Silvia de Bianchi、Luca Tambolo、Silvia Caianiello の皆さん


昨夜は学会のディナーであった

少し迷ったが、案内の方がレストランの前にいて助かった

テーブルは偶然にも4人のイタリア人と一緒になった


左のダニエルさんは現在はバルセロナの大学で研究

シルヴィアさんはパリにいたこともあるようだが、今はロンドンの大学で研究

彼女は若い時に日本語に興味を持ったというだけあり、全くアクセントのない日本語を話す

そこまでになると日本人的な感覚が通じるようで、言葉はまさに恐ろしきものという印象だ


ルカさんはトリエステの大学で科学の哲学と歴史を研究中

トリエステと言えば、10年以上前にクロアチアの友人を訪ねる時に立ち寄ったことがある

懐かしい響きだ

10年前のクロアチアへタイムスリップ (2011-05-08)

訪れたリエカはその昔イタリア領で、20世紀に入ってから一時イタリアが占領したという

今回初めて知った話である(詳細はウィキで)


そして、右端のシルヴィアさんはローマをベースに研究中

昨年モンペリエであった学会の野外パーティでもお話した記憶が蘇った

 彼女の方も覚えてくれていた

日本とイタリア、さらに世界情勢についても話が盛り上がった

彼女が10代前半の時、父親の仕事の関係で小田原に2カ月滞在したことがあるという

話してみなければ、その人間の過去はわからないものである

 良い記憶しか残っていないが、お寿司だけは受け付けなかったとのこと

その後、ヨーロッパで味わうことになったらしいが、その時は抵抗なかったという

イタリアを訪問するとしたらどこかと尋ねたところ、ほとんどすべてとの答えが返ってきた

その中でも、と聞き直すと、いくつか挙げてくれた

ルカさんからは、例えばフィレンツェであれば2週間は必要という何とも贅沢なアドバイスをいただいた

Vera Matarese さんと Valeriya Chasova さん


暫くすると、隣のテーブルから、日本人ですかとヴェラさんが声を掛けてきた

彼女は現在香港大学で研究中とのことで、東洋人に反応したのだろうか

おそらく、大学では唯一人のイタリア人ではないかとのこと

立ち居振る舞いがヨーロッパの4人とは違い、しっとりしているように感じたのは気のせいだろうか

そして、ヴァレリアさんはロシア出身で、現在はベルギーはルーヴァン・ラ・ヌーヴで科学哲学を勉強中

眼鏡を取ったお顔が好みのようであった

それから思わぬ繋がりがあったことを彼女からのメールで知った

昨年6月、パリで開かれた医学哲学の会に参加したことはここでも触れている

 「医学の哲学」 の会議で、改めて 「考えるということ」 を考える (2013-06-20)

当時パリ大学に在籍していた彼女もこの会に参加していたというのである

 本当に世界は狭い

 こうしてみると、目まぐるしく人が移動しているのが分かる

それは気持ちの良い景色に見えた


全体的に纏めるとすれば、イタリアン・パワーに圧倒された一夜ということになるだろうか



最終日の今日は発表があり、いろいろ考えさせられることがあった

それは明日以降に纏めることにしたい

午後は雨に降られた

帰りのTGVは1時間のところが20分遅れでパリに到着

今回は人間が線路に入ったのが原因とのアナウンスがあった

示威行為だという

まさに何でもありで、楽しくなる

日本であればちょっとしたニュースになるのではないだろうか


パリ北駅に着くと後ろから呼び止める声が聞こえた

振り返ると、ダニエルさんとシルヴィアさんのお二人

ブログに記事を書いたので、シルヴィアさんに訳してもらうようにダニエルさんに伝える

今回最後の驚きであった





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