samedi 20 décembre 2014

映画 『歸來』 (Coming Home) を観る


図書館の帰り、ちょうど始まる映画が目に留まった

 『歸來』 (Coming Home)

今年の中国映画である

入る前に何となく想像していたのとは全く違うストーリーが展開

観終わった後、それまで感じていた切なさが消え、どこか清々しさが残る映画だった

予想した以上に観客は入っていた


一人娘を持つ夫婦の物語

文化大革命の時に夫は強制収容所に送られるが、脱走

家に帰ろうとするも逮捕される

革命後、晴れて家に戻るが妻の記憶がおかしくなっていて、夫であることが分からない

 理解し合えない

医者に相談したところ、昔のことを思い出させるのがよいと言われるが、効果は現れない

その時の会話に "déjà vu" が出てきて、観客に受けていた


妻と夫との会話を聞いていると、夫は第三者として妻の心の奥を覗ける状況に見える

普段ならば知りえないような奥底の声が現れる状況ではないか

そんな気にもなった

後半は、どこからともなく鼻をぐすぐすする音が何度も聞こえた

最後を想像しながら観ていたが、良い意味で裏切られた

中国の日常を見ていると、遠い昔を思い出させる懐かしさを感じる

 そして、音楽も心に沁みた





dimanche 21 décembre 2014

一夜明け、この映画はチャン・イーモウ監督の作品であることが分かった

そして、日本では 『妻への家路』 として、来年3月から公開されるとのこと






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